<動物病院の先生によるペットとの暮らしに役立つ“正しい”アドバイス>【Vol.8】普段の食事、どうやって選んでいますか?

 

10月になり秋も本番、食欲の秋がやってきます。

 

私たちは毎日食事をしますが、何を食べるかは自分で決めていますよね。

 

選ぶ基準は、「好物だから」、「栄養バランスを考えて」など色々あると思います。

 

では、お子さんの食事はどうでしょうか?

ほとんどの場合、親御さんが栄養バランスを考えて用意しているのではないかと思います。

 

ペットも同じですね。

食べるものを選ぶことが出来るのは「飼い主の皆様」であり、

言い換えれば、「皆様には適切な食事を選ぶ責任がある」ということです。

 世の中には数えきれない程に多種多様なペットフードが存在します。

かつては無法状態に置かれていたペットフード。2007年にアメリカで中国産フードが原因でペットが数多く亡くなった事件も記憶に新しいところです。

 2009年に「愛がん動物用飼料の安全性の確保に関する法律」(ペットフード安全法)が施行され安全性は向上しましたが、すべてのフードが良質かというと残念ながらそうではありません。

高級フードから驚くような安価なフードまで価格に大きな違いがあるように、フードの質も千差万別です。

 

まず、安価なフードに高品質のものはないと言っていいでしょう。

では、高価なフードは高品質でしょうか?

残念ながら、「高価」=「高品質」とは言えないことに注意が必要です。そして、高品質だからといって、すべてのワンちゃんやネコちゃんに適しているとも言えません。

品質の良し悪しと、その子に合っているかどうかは全く別問題です。

また、最近の流行りに、「グレインフリー(穀物不使用)のフード」があります。

グレインフリーと聞くと、何となく健康に良さそうな響きですよね。ネット等でグレインフリーフードに関して様々な情報があふれていますが、あまり適切ではない情報も多々見受けられますので、情報の取捨には注意が必要です。

ワンちゃんやネコちゃんは、お米や小麦などの穀類を消化する能力は高くありません。

「じゃあ、グレインフリーの方がいいの?」と思われるかも知れませんが、そうではありません。

私たち人間も、お米や、小麦を生のまま食べませんよね?それは、「生」のままではお米や小麦を上手に消化することが出来ないからです。ところが、加熱・調理すれば、おいしいご飯、麺類、パンとして食べることが出来ます。

それと同じで、適切に処理されて製造されたドライフードであれば、小麦アレルギーの子を除けば、穀物が含まれていても問題ないと考えられますのでご安心ください。

また、グレインフリーフードは、必要なカロリーを確保するためにタンパク質や脂肪分の含有量が多くなっています。

過剰なタンパク質は肝臓や内臓に負担がかかり、過度の脂肪分は膵臓や胃腸に負担がかかるのです。

栄養は極端な形ではなく、バランスよく接種することが重要です。

 

また、穀物を使用せずに必要な栄養素を満たそうとした場合、原材料費が非常に高くなるため、グレインフリーフードは一般的にはとても高価です。

穀物アレルギー以外では、あまり選択するメリットがないかも知れません。

体を作る元となり、生きるためのエネルギーとなる毎日の食事。

かけがえのない大事な家族のために適切なフードを選んであげたいですね。

そのためには、個々のライフステージや、持病の有無、体質などを考慮してオーダーメイドで考えてあげる必要があります。食事の選択に迷ったら、かかりつけの獣医師にご相談ください。

 

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寄稿:本庄犬猫病院 院長/山本 慎也 先生 <獣医師・獣医医学博士>
▼本庄犬猫病院▼(ほんじょういぬねこびょういん)

住所 :〒367-0043 埼玉県本庄市緑2-2-9 ※南大通り沿い​、ドコモショップさん向かい

電話番号:0495-22-1122(にゃんにゃん ワンワンにゃんにゃん)

Webサイト▶︎ https://www.honjoah.com/

当日対応OK/往診対応あり/入院設備あり/マイクロチップ対応/駐車場5台あり

診療対象動物:犬および猫
各種病気の診断治療、各種予防注射、避妊・去勢手術、各種手術、往診、ペットホテル

 

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