<動物病院の先生によるペットとの暮らしに役立つ“正しい”アドバイス>【Vol.7】夏に増加!?~愛犬のお肌のトラブルを考える~

 

まだまだ暑い日が続いています。

人も動物も体調を崩さないように注意が必要ですね。

さて、春から秋にかけて、特に夏場に注意が必要なのがお肌のトラブルだということをご存知でしたか?

動物病院に来院するワンちゃんの来院理由でもっとも多いのが「皮膚症状」で(*アニコム家庭どうぶつ白書2017より)、その中でも「アレルギー性皮膚炎」が近年増加している印象を受けます。

*アニコム家庭どうぶつ白書2017

https://www.anicom-page.com/hakusho/book/pdf/book_201712.pdf

 

*アレルギー性皮膚炎とは

アレルギーとは、体の外からの異物(抗原)に対する体の過剰な免疫反応です。

例えば、花粉症は、花粉(抗原)に対する体の過剰な免疫反応により、クシャミ・鼻水が止まらなくなったり、結膜炎を起こしたりします。これらはアレルギー性鼻炎やアレルギー性結膜炎などと呼ばれることもあります。

アレルギー性皮膚炎では、花粉、カビ、ダニなど様々な外来の異物(抗原)に対する過剰な免疫反応が皮膚炎を引き起こしますが、ワンちゃんの場合には、春~秋にかけて、これらの抗原が増加するため、夏場に症状が悪化することが多くなるのです。

*なぜ、アレルギー性皮膚炎が起きてしまうのか?

人の場合、アレルギー性皮膚炎の発症には皮膚のバリア機能の低下が大きく関与していることが、複数の研究により明らかになっています。

皮膚は身体の外と中を分ける境界であり、体の外からの異物の侵入を防ぐことで、体の中の生きるために必要なものを守る「バリア機能」の役目を果たしているのです。

この「バリア機能」が何らかの原因により破綻してしまうと、体外からの異物(抗原)によって炎症反応が起きてしまいます。それを繰り返すことで体が記憶して過敏に反応する体質になってしまうのです。

 

*どうやって治療したらいいの?

近年、人医療では、アレルギー性皮膚炎の患者さんに対して、スキンケアを行うことで皮膚のバリア機能の回復を促して症状の軽減を目指します。過去には、薬物治療に頼っていた時代もありました。もちろん、必要な状況では適切にお薬を使用して治療することが必要ですが、長く付き合っていく必要のあるものですから、極力体に負担の少ない治療が望ましいですよね。

ワンちゃんのアレルギー性皮膚炎でも、人と同じようにバリア機能の破綻が生じていると考えられています。従来のお薬の治療に加えて適切なスキンケアを行うことで、お薬に頼る頻度を減らすことができるかも知れません。

 

*スキンケアってどうやるの?

スキンケアは

・適切なシャンプー剤を使用して

・適切なシャンプーの方法で

・適切な保湿をすること

が重要です。

 

詳細に書くと長くなってしまいますので割愛しますが、皮膚病でお悩みのワンちゃんは、かかりつけの先生と相談して適切なスキンケアを行ってあげてください。

 

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寄稿:本庄犬猫病院 院長/山本 慎也 先生 <獣医師・獣医医学博士>
▼本庄犬猫病院▼(ほんじょういぬねこびょういん)

住所 :〒367-0043 埼玉県本庄市緑2-2-9 ※南大通り沿い​、ドコモショップさん向かい

電話番号:0495-22-1122(にゃんにゃん ワンワンにゃんにゃん)

Webサイト▶︎ https://www.honjoah.com/

当日対応OK/往診対応あり/入院設備あり/マイクロチップ対応/駐車場5台あり

診療対象動物:犬および猫
各種病気の診断治療、各種予防注射、避妊・去勢手術、各種手術、往診、ペットホテル

 

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